有田焼とは

有田焼の歴史

有田焼の誕生

有田焼の原点~泉山採掘場跡地
有田焼の原点は1592年(文禄元年)の豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、有田を含む肥前の領主鍋島直茂が日本に連れてきた陶工李参平によって 1616年に有田・ 泉山で磁石を発見し日本初の白磁を焼いたのが有田焼の始まりと言われています。それから約400年、有田の町では焼き物を主要産業とし発展してきました。
 
 
 
 
有田焼の特徴
硬く丈夫で、透明感のある白磁に、藍色や赤・黄・金など鮮やかな色が繊細にほどこされているのが特徴です。
有田には海がないため、有田で作られたやきものは一番近い港である伊万里港から積荷がなされていたため、「有田焼」ではなく「伊万里焼」と呼ばれて、その名を世界に知られるようになります。
現在では有田周辺で製造される磁器を有田焼と称し、多くのやきものファンに愛されています。
   
陶器と磁器の違い
陶器と磁器の大きな違いは、その原料となる粘土の違いです。
<陶器>
カオリンを含まない粘土(土質)を低温で焼いて作られる。
原始時代の土器から始まる。土もの暖かい味わいやごつごつした表面の素朴の風合いが特徴
<磁器>
石質即ち長石が主成分を成している磁土を高温で焼く
北宋(960~1126)の景徳皇帝の時代(1004~1007)
石もの ひんやり感のある白くガラスのような滑らかさ硬質さが魅力いくつかの窯跡から磁器と陶器が熔着した資料が出土していることから、磁器が誕生したすぐの初期の頃は、磁器も陶器と同じ窯で焼成されていたことが分かります。
有田焼は日本の代表的な磁器として知られています。

有田焼の製造工程
 
1. 陶石採掘
有田焼の主な原料は、陶石と呼ばれる石で、1616年有田町泉山で陶石が発見されて以来採掘が始まりましたが、現在は天草産の陶石が多く使われています。泉山陶石、天草陶石はそれぞれ性質が違い、作る物によって使い分けをされています。
 
2. 粉砕
採掘された陶石は、クラッシャーという機械で粗く砕き、スタンパーという機械でさらに細かく砕いて粉末状にします。この作業はゆっくりと長い時間を要します。急激に粉砕すると、陶石が熱を持ち、成形する時に必要な粘り気を失ってしまうからです。
 
3. 水簸
粉砕の過程で粉末状になった陶石を、投入機でさらに細かくして、水の入ったタンクに入れ十分にかき混ぜます。早く沈殿する砂利や粗粒を取り除き、その後水槽に移し、さらにゆくっり沈殿させ、泥漿と上澄み液に分離させます。
 
 4. 製土
沈殿が終わった後の泥しょうをフィルタープレスという機械に入れ、圧縮することにより、余分な水分を除き、四角い陶土板ができます。
 
5. 土こね
陶土をよくこねます。もしも陶土の中の粒にむらがあったり、空気の泡があったりすると、焼成の際の割れや、歪みの原因となります。
 
6. 成形
形や大きさに合せて色々な成形方法があります。ロクロ成形や手造り、型成形、いこみなどの方法で、生乾きの成型品の状態にします。これを生素地(なまきじ)と呼びます。生素地は大変脆く、生卵を扱うように慎重に触れないと、すぐに割れたり欠けたりしてしまいます。

7. 素焼き
ゆっくりと乾かした生素地を、さらに水気をなくし堅く引き締まった素地にするため、窯に入れ徐々に温度を上げていき、約900度の低温で焼きます。

8. 下絵付
素焼きされた器の表面に呉須で描きます。生素地の状態での下絵付けも不可能ではありませんが、大変危険な作業ですので、素焼き行程は必須だと言えます。染付はこの工程で描かれます。藍色の濃淡は水で調整します。
  
9. 施釉
釉薬を一面にむらなくかけます。釉薬とは、陶磁器表面を覆う薄いガラス質のことで、肌につやが出て水を通さなくなり、汚れにくくさせます。ただし、この状態のまま窯の中に入れ焼成すると、釉薬と棚板がくっついて外れなくなるため、高台についている釉薬(棚板と触れる部分)をスポンジで拭き取ります。お茶碗やお湯呑みも、テーブルとの接触部分は釉薬がかかっていないことが分かります。施釉後は十分に乾燥させます。
 
10. 本焼成
現在は薪を使用するところは少なくなったため、ガスなどの燃料を使い1300度ほどの高温で、約16時間かけて焼き上げます。焼成で磁化させることにより、磁器の美しさが現れます。紺一色の染付と呼ばれる製品は、この本焼の工程で完成となります。
 
11. 赤絵付
本焼で上がった製品に赤・緑・黄・金など、紺色以外の絵具を釉上に施す作業です。白磁に上絵付したものを赤絵、染付で下絵付したものに上絵付したものを染錦といいます。
  
12. 赤絵窯
赤絵付で施した絵具の定着をよくするために、赤絵窯という上絵を焼き付ける専用の窯で700~800度の低温度で焼きます。
   ↓
13.完成
株式会社 匠
〒844-0027
佐賀県西松浦郡有田町南原丁80-19
TEL:0955-43-3107
FAX:0955-42-3078
 
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